"文学少女"と慟哭(どうこく)の巡礼者(パルミエーレ)

~もうすぐ遠子は卒業する。それを寂しく思う一方で、

ななせとは初詣に行ったりと、ほんの少し距離を縮める心葉。

だが、突然ななせが入院したと聞き、見舞いに行った心葉は、

片時も忘れたことのなかったひとりの少女と再会する!過去と

変わらず微笑む少女。しかし彼女を中心として、心葉と周囲の

人達との絆は大きく軋み始める。一体何が真実なのか。彼女は

何を願っているのか―。“文学少女”が“想像”する、少女の

本当の想いとは!?待望の第5弾。~


先日書いた通り、この5巻は、心葉と美羽の物語です。基になる

作品は、宮沢賢治著の『銀河鉄道の夜』です。心葉が「井上ミウ」

として出版した『青空に似ている』の中の樹と羽鳥は、当時の心葉

と美羽を表現したもので、これが『銀河鉄道の夜』のカムパネルラと

ジョバンニの関係に似ています。久々に心葉と再会した美羽の行動

はかなり残酷的なものですが、終盤になり彼女の生活環境や想いを

知ると納得でき、かなり感動的な話になっています。

 心葉とななせの距離もまた一段と近づき、かなりいい感じになって

きています。次巻からは遂に卒業編に突入です。




“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)
エンターブレイン
野村 美月


Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック